改革のできない日本


司法制度改革は、郵政民営化や道路公団の場合と異なりあまり利権がないため、抵抗勢力と妥協することで中途半端になるという道はたどりませんでした。

新司法試験合格者もまだ生まれていない状況ではまだ道半ばで評価するのは早いものの、このままいくと成果はどうかというと中途半端ということになりそうな気がします。

というのは試験制度の改革に終始してしまい、このまま行くと新しくなった試験に適応を求められるだけになります。試験への適応力、いかにその世界に没入できているかが勝負になるとたぶん以前と同じ弊害が生まれてくるでしょう。

どうしても旧来の発想から抜け出せないのと、試験制度に対して誰に対しても平等でなければならない、批判されてはいけないと強迫観念に近い思いがあるために、どんどん微に入ることの繰り返しになってしまうようです。

改革のできない日本ですが、その理由は旧態依然を好む勢力がいるからという理由ばかりではないのが大変な問題だと最近感じます。
発想の貧困ですな。

司法制度改革は一応の決着を見たため、取り上げられることも少なくなってきつつありますが、日本の真価が問われてくるのはむしろこれからでしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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