買収防衛を意図して組織変更や定款変更を行う企業が相次いでいますが、NECも買収防衛策を株主総会に提案することになりました。
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内容は二つで
・授権資本の拡大(32億株⇒75億株)※発行済み株式総数は19億3000万株
・役員定数の削減(40人以下⇒20人以下)
NECの現在の取締役は15人で定款上はあと25人任命できます。買収者がその役員を任命してきて取締役会の過半数を取られることを懸念したようです。
また、買収者が現れた際に、新株発行で対抗するにしても授権資本の枠にあまり余裕がないため拡大して機動性を確保する意図のようです。
新株予約権の活用は今後の議論の推移を見極めて改めて検討するようです。