先を読むことの難しさ


未来にどうなるかを予想するのは難しいですが、短期的なそれでも非常に難しいですね。

今ではすっかり社会的影響力のなくなっている大学生の弁論大会ですが、扱っているテーマを見るとその時代の大手マスコミの社説みたいなものなので、オピニオンリーダーたちのトレンド的な思考がよくわかります。

私が弁論部員として弁論を見ていたのはもう7年前からの数年間になってしまうのですが、その間のテーマのトレンドは、国際政治を話題にするなら「アメリカ卒業、アジアとの関係強化」でした。中国と仲良くするかどうかは、右か左かでちがいがあり、右よりの人は中国以外のアジアと関係強化、そうでないと中国と仲良くというものが多かったです。
今から考えると事実はまったく逆で、テロを境にアメリカとの関係はもはや切り離せない状況になってしまいました。

この時期の「アメリカ卒業論」はほとんどアメリカ憎しの類の感情的な好き嫌いに過ぎなかったので、妥当性も高が知れているのですが、後ろ盾のない日本が可能であると考えていたことだけははっきりしています。
今日の世界を見るなら全く持って不可能でして、いかに日本の言説がフィーリングでできているかということが分かります。

不況期は外資の力を借りて改革をだったのに、今になると外資ハゲタカ論ですし、一貫性がないにもほどがありますな。

まじめな言説に見えて、根底はほとんど幼稚な価値判断でしかないのは日本ではかなり見かけます。

それにくらべたら、状況を見てアメリカと超仲良くしてみたり、国連に懐疑的だったのに常任理事国入りを政治日程に押し込んでみたりする小泉総理は、すごい人ですね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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