金融庁、東証に上場企業に社外取締役を義務付けるよう取引所規則改正を求める


西武鉄道に代表される会社経営にからんだ事件や企業買収とそれに対する防衛措置が話題になることが増えてきたことを受けて、金融庁は上場企業には社外取締役のような外部のチェック機能が必要と判断、東京証券取引所に取引所規則を改正して上場している企業に社外取締役を義務付けるよう求めました。
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日経だけに載った記事なのでちょっとあれなのですがとりあげます。

現在の商法では、社外取締役が義務付けられているのは、委員会等設置会社の場合のみで従来からの監査役を置いている会社は設置は任意です。
このため、上場企業の大半は監査役設置会社であるために社外取締役はそれほど本格的になってはいないですが、商法改正は法務省の管轄であるため、金融庁が法律の規制を及ぼすことはできず、民間ルールである東証規則の活用という形になっています。
東証規則に従わないと東証に上場できないので、ほとんど公的規制と同視できる訳です。

このように法律以外にも会社を縛っている規制は沢山あり、勉強していく場合はあれもみなくてはこれも見なくてはという感じになるのでとても大変です。
特に商事分野・証券分野でとても多いので詳しい人とそうでない人が決定的に分かれてしまいます。
これが専門家の生まれる分野たる所以なのですね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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